潮流実証実験のお知らせ

一般社団法人 早崎潮流発電推進研究会(所在地:長崎県南島原市 代表理事 理事長:相川 武利)は、来たる2023年11月26日(日)に、南島原市口之津港沖の海域で潮流発電の実証実験を行います。実験機(HSPG1号)は、日本財団の支援を受けて、日本大学理工学部 居駒知樹教授と共同開発したものです。実験期間は2週間を予定しており、株式会社 商船三井(所在地:東京都港区虎ノ門)も参画しております。 同研究会は、潮流発電に関してわが国の創発の技術で、世界で競争できる実用技術を開発することを目指しています。今回の実験機は、縦軸水車の回転翼の角度を流速に応じてを変えることで、高い発電効率を達成することを期待しています。潮流エネルギーは、月および地球の引力と自転遠心力を主起源として、毎日 上げ潮・下げ潮 計4回発生し、天候に左右されにくく、予測可能性・確実性・安定性に優れています。特に海岸線や海底起伏に富むわが国では、潮流エネルギーのポテンシャルは大きく、固有の潮流発電技術を確立できれば、エネルギー安全保障上もその意義は大きいと考えます。 また、2023年11月24日(金)16 時より「実験機命名式・記念撮影・記者会見」を口之津港 野積岸壁にて行う予定です。(詳しくは、info@hayasaki-stream.or.jp 研究会事務局まで)  

【プレスリリース】早崎瀬戸において計画する潮流発電の実証実験に関し、日本財団の助成に採択されました!

一般社団法人 早崎潮流発電推進研究会(代表理事:相川 武利、所在地:長崎県南島原市)は、2023年8月に島原半島口之津地区の早崎瀬戸において計画する潮流発電の実証実験に関し、2月28日に日本財団の助成採択通知を受けました。 地球温暖化問題やウクライナ戦争によるエネルギー安全保障の重要性が高まる中、国内の再生可能エネルギー供給の拡充は急務となっています。潮流は、天候に左右されず、予測可能性、確実性、安定性で優れたエネルギー源ですが、わが国では、これまで実用化にむけた研究が欧米に比べあまり進んでいませんでした。同研究会は、学術研究成果を実用技術として社会実装に引き上げることを主たる目的としており、わが国発の技術と蓄積されたエンジニアリング力で国内外の潮流発電展開に繋がることを目指しています。 今次の実験は、日本大学 理工学部 海洋建築工学科 居駒知樹教授の研究成果を受け継ぎ、海岸地形の複雑なわが国の潮流条件の特性に対応するため、可変ピッチ機能付き縦軸水車(ダリウス式タービン)をセミサブ浮体方式により行う画期的なもので、現在実験機の製作に向けて準備に入っています。実験には複数の企業のほか大学研究者、大学生、地元高校生などが参加する予定となっております。 今月19日には、同研究会主催により、居駒知樹教授を招いて、「世界の海洋エネルギー動向と早崎潮流発電の可能性」をテーマに一般公開講座(参加無料、定員制限あり)を予定しています。 ※詳細はこちら 【本発表に関する問い合わせ先】 一般社団法人 早崎潮流発電推進研究会 代表理事 相川 武利まで ( Tel:080-8366-7323 Email:aikawa@hayasaki-stream.or.jp )